【必読】天皇賞・春最終見解と推奨馬券 - ジャパン競馬クラブの必勝競馬論

【天皇賞　春】京都　芝　距離3200m

最終追い切りと枠順、データに基づく最終予想は以下の通りだ。

［予想印］
◎ 14 フィエールマン
◯ 5 ミッキースワロー
▲ 8 キセキ
△ 2 エタリオウ
△ 1 モズベッロ
△ 3 トーセンカンビーナ
☆ ? ？？？？？

本命は◎フィエールマン。
3200m戦ともなると、道中の折り合いをいかにつけられるか。そして、騎手の指示にどれだけ反応良く応えられるか。この2点が大きなポイントだ。その点、長距離の操縦性の高さは大きな魅力。外枠の不利を嘆かれるが、ルメール騎手であれば、うまく運ぶだろう。有馬記念では、アーモンドアイの出走が確定する直前までフィエールマンを手放さなかったというのも、鞍上の強い気持ちを感じる。

対抗は◯ミッキースワロー。
正直、こういう馬が3連系の軸には最適なのかもしれないと思い、本命にしようかと迷った部分がある。今回はキセキの鞍上が武豊騎手に乗り替わり、ペースはスローが濃厚。直線での決め手勝負になるとしたらと考えた時に急浮上した対抗。雨が心配されたが、馬場が綺麗な京都ならば好走できる条件は整っている。

▲キセキ
不安点といえば、やはりゲートだ。
いくら長距離戦といえど、1秒以上のハンデを背負うことは、コンマ何秒の世界で勝負する競馬では致命的だ。折り合い面に不安もある。実績だけ見れば素晴らしいが、最近の成績不振や出遅れを見ていると、評価を下げざるを得ない。しかし、今回の鞍上は武豊騎手。ゲートまでの落ち着かせ方や折り合い面でもレジェンドの手綱捌き次第で一変する可能性は大いにある。正確なラップを刻むことで有名な彼ならば、持久力勝負に持ち込みたいキセキにとっては、ベストコンビと言える可能性はある。単穴推奨だ。

△エタリオウ
最近の成績不振からこの人気まで下がるならば、是非とも買いたい一頭。ムラがあるのは確かで、上位までの信頼はできないが、これまで京都では掲示板を外さない高いコース適性を証明済み。昨年は向正面から仕掛けた結果、伸びきれず4着。そんな粗いレース運びでも、ユーキャンスマイルに先着したという事実から潜在能力は高いと言える。砂を被ることを嫌う癖があるが、内枠に入ったことと安定した先行脚質からその心配もなさそう。高速馬場が想定される京都では、巻き返しても不思議はない。

△モズベッロ
とにかくゴール前の伸び脚に魅力がある一頭。内枠に入った今回はまさに狙い目。2400m前後が得意な馬で3200mに延長するのは、さらにプラスに転じる可能性もある。陣営サイドも内枠に入ったことをかなり喜んでいると言い、状態面に関しても自信を持っているとの話で、抑えておきたい。道悪ならば、もう少し評価を上げたいところだが、良馬場ならば押さえに。

△トーセンカンビーナ
やはり阪神大賞典の好走を見ると抑えずにはいられないと言ったところか。出遅れたために後方からの勝負になったが、ミドルペースと淀みなく流れた一段に焦ることなく運び、直線では上がり最速の末脚を披露し2着。ユーキャンスマイルには0.3秒差と出遅れを差し引いて考えたときに、負けて強しの内容。手が合う藤岡康太騎手の積極的な走りを期待し、ここは切らずに押さえたい。

☆？？？？？
正直、状態面の良さから選出した究極の穴馬だ。2桁人気は確実で、3着であろうと馬券に絡めば数十万馬券への視界も良好だ。実績的には、上位勢に劣ることは間違いなく、ユーキャンスマイルの鞍上が岩田騎手ではないという一点の不安点で切ってまで印を回すのか、と言われれば確かに言い分は納得できる。
しかし、全く人気のない馬だからこそ、このG1では思い切ったレースに挑戦できるとも言える。追い切りを見ても、状態は◎。一撃の回収を狙うなら是非ともおさえておこう！
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