【注目点】日経賞
毎日杯に続き、高松宮記念前日の重賞2レース目は、天皇賞・春の前哨戦となる日経賞。
過去に断然1番人気を背負いながら、掲示板外へと飛んだグラスワンダーやマンハッタンカフェのように大波乱を見せることもあれば、ゴールドアクターやフェノーメノがきっちりと勝利をしたり、エタリオウやサクラアンプルールなどのように人気に応えた走りで馬券内へ入線する馬もいたりする。
大波乱あり、平凡で順当な結果あり、と予想を立てづらいレースでもある。
こういう時こそ、2500mという長距離適性や特徴のある中山競馬場の性質に加えた今の荒れた馬場状態を踏まえて、精度の高い予想をしたいところ。
競馬ファン同士へ、少しでも参考になればという思いで、今回は以下の点に注目したい。
【注目点】
馬群を捌ける器用さが好走への近道!!
長距離戦となれば、どの騎手も互いの出方をうかがいながらもペースを意識してレースを展開してくる。
仕掛けどころが肝心だ。
中山2500mはコースの形態上、ある程度先行勢が息を入れることが可能なため、先行馬が有利である。おまけに荒れた馬場状態であるから、距離が長いレースで大外を回され続けると後方の馬の消耗も大きい。しっかり先行して位置を取り、ロスなくレースを進め、仕掛けるタイミングが合えば馬券内へと食い込むことができる。
しかし、そんなことはどの騎手も、競馬ファンも周知の事実。皆がそこを狙ってくるのだ。
では、そこを踏まえて何を意識するかというと、頭数である。
少頭数であれば位置取りが楽なため、実力馬や腕のある騎手が結果を残しやすい。
実際、少頭数で行われた日経賞は比較的堅い結果だ。
しかし、多頭数になった途端、万馬券のオンパレードとなっている。
これは、有力馬が馬群に揉まれたせいで位置取りがうまくいかなかったり、直線を捌けないがために沈んでいったりした結果なのだ。
今回は、頭数が多いため波乱の予感。
ある程度の先行力に加え、馬群を苦にせず勝負ができる馬を狙ってみてはどうだろうか。
並み居る猛者たちを差し置いて、突き抜けてくるのはこの馬だ!!!
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(現在86位)
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